読みもの
昼前の光が透けるレースのカーテンの前、木の窓台に置かれた、コーラルのリボンを結んだ小さな木箱

よくある悩み

子どもの写真を SNS に載せずに残す

載せないと決めた家庭は、少なくない

子どもの写真を SNS に載せない。そう決めている家庭は、少なくないと思います。

理由はさまざまです。

  • 写り込むものが多い。 顔だけでなく、名前の入った持ち物、制服や園の帽子、家の近くの景色。1枚の写真から、思った以上のことがわかります
  • 一度出た写真は、消えない。 投稿を消したとしても、誰かが保存した画像やスクリーンショットまでは消せません
  • 本人が、あとで嫌がるかもしれない。 いま載せる写真は、子どもが大きくなってから目にする写真でもあります
  • 知らないところで使われる不安。 最近は、公開した写真が AI の学習に使われるのではないか、という心配も加わりました

私の家でも、娘たちの写真は SNS に載せていません。

子どもの写真を外に預けることや、知らないところで AI の学習に使われることへの不安は、our365 を作った理由のひとつでもあります。そのことはなぜ1日1枚なのかにも書きました。

載せる家庭が間違っている、という話ではありません。公開範囲を決めて、上手に使っている人もたくさんいます。この記事は、載せないと決めた側が、どう残していくかの話です。

載せないと、記録そのものが止まりやすい

載せないと決めたあとに起きやすいのが、記録そのものが止まることです。

SNS には、見てくれる相手がいます。反応が返ってくるので、また撮ろう、また残そうと思える。意識していなくても、見せることが、記録を続ける仕組みになっていた面があります。

載せないと決めると、その仕組みがなくなります。写真は撮っても、カメラロールの中に流れていくだけ。見返すきっかけもないまま、数千枚の中に埋もれていきます。

「載せない」が、いつの間にか「残らない」になってしまう。 子どもを守るために決めたことなのに、記録まで手放してしまうのは、もったいないことです。

「見せる」と「残す」を分ける

ここで一度、写真の役割を2つに分けてみます。誰かに見せるための写真と、自分たちで残しておくための写真です。

見せるための写真 残すための写真
見る人 友人・知人、離れて暮らす家族 自分たち家族
写真の置き場所 サービス運営者のサーバー 自分の端末と iCloud
大事なこと 誰に見せるかを選べること 続けられること、見返せること

SNS に載せないと決めると、左の列がなくなります。でも、右の列はそのまま残せます。載せないことと、残すことは、別々に決められます。

手元だけで残す仕組み

残すための写真は、外に出す必要がありません。our365 は、その「手元だけで残す」ために作りました。

  • 写真は、iPhone とあなた自身の iCloud にだけ保存されます。 私たちのサーバーには集めません
  • 広告・トラッキング・解析 SDK は入っていません。 誰が何を見たかを追いかける仕組みがありません
  • 写真ライブラリ全体は読みません。 投稿するときに選んだ写真だけが、アプリに渡ります

外に出さないので、「いいね」はつきません。その代わりに、1日1枚を選んで残し、カレンダーで見返せるようにしています。見てくれる相手がいなくても続くように、リマインダーとウィジェットで「今日の1枚」を思い出せるようにしました。

SNS では、反応が続ける理由になっていました。載せないなら、続ける理由を、仕組みのほうに持たせます。

祖父母に見せたいとき

載せないと決めても、見せたい相手はいます。いちばん多いのは、離れて暮らす祖父母でしょう。

日々の写真を祖父母に届けたいなら、家族向けの共有アプリが向いています。見せる相手を家族に限れるので、SNS とは違う安心があります。共有アプリと our365 の使い分けは、共有するアプリと、選んで残すアプリに書きました。

our365 の記録は、年ごとに書き出して手元に持っておけます。書き出しは無料です。ご夫婦での共有は、今後のバージョンで対応を予定しています。

載せないと決めたのは、子どもを守るための判断です。その判断のまま、残すことは続けられます。今日の1枚から、手元に残していきましょう。


2児の父親の目線で欲しいものを作ります。